当社の強み
ケアフードサービスの給食サービスは、経営環境が大きく変わりつつある病院施設や福祉施設などが直面する次のような課題の解決に貢献します。
- 満足のいく美味しい食事づくり
- 栄養バランスのとれた健康な食生活を楽しむ
- 効率的な調理システムによるコスト削減
ケアフードサービスが選ばれる4つの特徴
- お客様施設の厨房内でクックチル調理システムを使い、コストを削減
- ソフト食など、安心して美味しく食べていただける技術と工夫
- 食物アレルギーに配慮した、栄養バランスのよい料理と楽しい献立
- 在宅訪問管理栄養士に調理講習を行う実力とノウハウ
当社のサービス一覧
軟菜・ソフト食・ゼリー食
ケアフードサービスは、ご高齢の方々に安全に食事をしていただくことを考え、軟菜やソフト食、ゼリー食をご提供しています。創業当初から美味しい食事にこだわり、開発、改良してきた成果は多くの病院や福祉施設などで喜ばれています。
園児食
ケアフードサービスは、保育園や幼稚園の子どもたちのために栄養バランスのとれた、美味しい給食を提供します。心身の成長にとって最も大切な段階にある子どもたちに、いかに安全に、美味しく、楽しく食べてもらえるかを考え、工夫をしています。
在宅訪問管理栄養士
ケアフードサービスは、「在宅訪問管理栄養士」の方々のために講習を行います。病院や老人介護施設などでの食事に関わる豊かな経験をもとに、ご高齢の在宅療養者、要介護者に対する食事指導の仕方や、調理に関する実践的なアドバイスをいたします。
在宅訪問管理栄養士のための講習
豊かな経験をもとに、在宅訪問管理栄養士の方々をアドバイスします
ケアフードサービスは、「在宅訪問管理栄養士」の方々のために講習を行います。病院や老人介護施設などでの食事に関わる豊かな経験をもとに、ご高齢の在宅療養者、要介護者に対する食事指導の仕方や、調理に関する実践的なアドバイスをいたします。
「在宅訪問管理栄養士」とは、在宅医療や在宅介護にかかわる医師や歯科医師、歯科衛生士、看護師、ケアマネジャーと連携して、在宅の療養者や要介護者の疾患、病状、栄養状態に適した栄養食事指導ができる管理栄養士の方々のことです。
栄養食事指導には、エネルギー摂取量と栄養状態のチェック、体調、病状に合わせた食事の指導などがありますが、療養者や要介護者の咀嚼(そしゃく)能力や、経済状況、食材の好み、実際に料理をつくる人はご本人なのか、その介護者なのか、といったように家庭のさまざまな状況に合わせた適切な指導が求められるため、栄養に関する専門的な知識だけでなく、調理に関する具体的な経験と実践的な知識が必要になります。
団塊世代の高齢化にともなって自宅で療養する方々が増えていくなか、在宅での栄養管理はますます重要になりますが、「在宅訪問栄養食事指導」を行える管理栄養士の数はまだまだ少ないのが現状です。
管理栄養士は、専門知識にもとづき、食事内容から栄養面での問題点が何なのかを明らかにし、在宅で療養されているご本人やその介護者であるご家族、ヘルパーさんたちを指導しますが、その問題解決のためにどのような食事を、どのように調理すればよいのかということに関しては、実践面からの具体的な指導ができる方々の数がまだまだ限られているのです。
日本ではこれから「在宅訪問管理栄養士」のニーズが間違いなく高まっていきます。その背景には、現在、国が自治体に推進するように働きかけている「地域包括ケアシステム」があります。「地域包括ケアシステム」とは、介護が必要になった高齢者の方々が住み慣れた自宅や地域で暮らし続けられるように、「医療・介護・介護予防・生活支援・住まい」の5つのサービスを一体的に受けられる支援体制のことです。
これを受けて、全国では数年ほど前から、お年寄りに美味しく食べて元気になってもらいたいという想いで、在宅医療や在宅介護が必要なご高齢者のために管理栄養士による訪問相談を続けている市町村が少しずつ増えてきました。ご高齢者の方々が住み慣れた地域でできるだけ健康に生きていけるようにするために、これからは、在宅医療と介護の連携のための栄養食事指導を行うことのできる「在宅訪問管理栄養士」の役割がますます重要になっていきます。
ケアフードサービスの創業の“想い”のひとつは、ご高齢者の方々が介護や支援、あるいは闘病などを必要とする生活を余儀なくされた毎日の中で、栄養のバランスのとれた食事を美味しく楽しく召し上がっていただくことで、喜びや幸せを感じていただくことです。こうした“想い”から、ケアフードサービスは、「在宅訪問管理栄養士」の方々のために、実践的な食事指導の仕方と治療食や介護食の調理の仕方をアドバイスします。
安全に、美味しい食事を食べていただくために
ケアフードサービスは、ご高齢の方々に安全に食事をしていただくことを考え、軟菜やソフト食、ゼリー食をご提供しています。
創業当初から美味しい食事にこだわり、開発、改良してきました。その成果を『生きがい食のススメ』や『軟菜・ソフト食で食事を楽しむ』という書物に収めて出版しています。これらの書物は、全国の病院や福祉施設の厨房内などで講習に役立てていただいています。
私たちの真心のこもった食事が一人でも多くの方々の喜びと幸せに結びつく。ケアフードサービスは、心からそう願っています。
軟菜・ソフト食・ゼリー食は大切な食事
軟菜やソフト食、ゼリー食は、噛む力や飲み込む力が弱くなってしまったお年寄りの方々に食べる喜びを感じていただき、元気に毎日を過ごしていただくための大切な食事です。
噛む力や飲み込む力が弱くなった方々のための食事は、日本では長年にわたって、食材を細かく刻みこんだ「きざみ食」が一般的でしたが、嚥下食の研究が進むにつれて、誤嚥を引き起こす危険性が指摘されるようになりました。また「きざみ食」は、食材が細かく刻まれることで食材の表面積が大きくなるため、食中毒の原因となる細菌が付着する危険性が高くなるともいわれています。
ケアフードサービスの軟菜やソフト食、ゼリー食は、「きざみ食」がもつ、そのような誤嚥や食中毒の危険性をなくして安全に、そして美味しく食べていただくために様々な工夫を施している食事です。
軟菜・ソフト食・ゼリー食の特徴
ケアフードサービスがご提供する食事も、喫食者の方の摂食機能や嚥下機能に応じて変わってきます。そうした機能が衰えるにつれて、普通食から軟菜食、軟菜食からソフト食、ソフト食からゼリー食へと変えていくことができます。最近では、「やわらか食シリーズ」などの品質の良い市販品も出てきていますので、お客様のご要望に応じて、そうした製品を使うこともできます。
軟菜食は、普通食と同じ食材を、主に圧力鍋を使ったり長時間調理をしたりして柔らかくして作っています。歯がない方でも無理なく美味しく召し上がれる食事です。見た目も味も普通食と変わりがありません。
ソフト食は、軟菜食をつぶしてペースト状にしたものに、とろみ剤を加えたりして形よく固めた食事です。軟菜食よりも柔らかいので、より食べやすく、無理なく消化できます。見た目の美味しさは、軟菜食と同様、普通食と変わりありません。
ゼリー食は、普通食または軟菜食をミキサーにかけてペースト状にしたあと、ゼラチンや寒天、でんぷんなどを加えてゼリー化した食事です。固さを整えたり舌触りをよくしたりするための工夫も施して、できる限り美味しく食べていただいています。
ケアフードサービスは、摂食機能や嚥下機能が大きく低下したご高齢の方々に安全に美味しく食べていただくために、こうした工夫にこだわりをもっています。食材をミキサーでペースト状にしたもの、つまり「ミキサー食」はもともと、ドロドロしているので咀嚼力のないご高齢の方々の口の中ではまとまりにくく、飲み込まなくとも喉の奥に流れやすいため、むせたり誤嚥したりする危険があるからです。
さらに、「ミキサー食」はペーストを作る際に、水分を加えてミキサーにかけるため、ペーストの分量はもともとの食材の分量からその水分の量だけ増えてしまいます。お年寄りの方々にとっては、それらの分量をすべて残さず食べることは難しくなりますが、ケアフードサービスではゼリー化した食事は、その水分の量を差し引いた分だけを食していただいても栄養価が不足しないように工夫をしています。
嚥下しやすい食物としにくい食物
嚥下しやすい食物形態の特徴 | 嚥下しにくい食物形態の特徴 |
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嚥下しやすい食事の具体例 | 嚥下しにくい食事の具体例 |
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嚥下障害の程度に適した食事
嚥下障害の程度 | 食事の具体例 | |
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重症~中等症 | ◯ゼリー食 (スープ、ジュースをゼラチンでかためたもの) |
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中等症 | ◯ペースト食、ミキサー食またはブレンダー食 (水分にはトロミをつける) |
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中等症~軽症 | ◯一口大の食 |
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軽症 | ◯軟菜食 | ◯全形食 |
軟菜・ソフト食・ゼリー食の一例
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蒸しレバーの柑橘ソース
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サーモンオムレツ
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筑前煮
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コロッケ
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うなぎ豆腐
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えびチリソース
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かつおの角煮
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すきやき
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ポテトグラタン
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フィッシュボールカレー
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ミートローフ
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果物ゼリーのヨーグルト和え
農林水産省は、2016年夏以降に介護食品のJAS規格を制定することを決めました。規格にもとづいて、介護食品を、食べやすさの度合いを食品のかたさに応じて「容易に噛める」「歯ぐきでつぶせる」「舌でつぶせる」「噛まなくてよい」と記載するそうです。このような、食べやすさを考慮した食事の開発、改良では、ケアフードサービスは多くの実績を上げています。その成果は、『生きがい食のススメ』や『軟菜・ソフト食で食事を楽しむ』という書物に収め、全国の病院や福祉施設などで役立っています。
クックチルでコスト削減に貢献します
ケアフードサービスは、病院や介護老人ホームなど、お客様の施設の厨房内でクックチル調理システムを使った調理を行うことで、コスト削減に貢献しています。
「クックチル」とは、食材を調理加熱した後に急速に低温冷却し、チルドの状態で管理する調理法のことです。細菌の繁殖しやすい温度帯を短時間で一気に通過するため、食の安全性をしっかりと確保することができます。
「クックチル」を上手に利用すると、調理を効率化できますので、例えば、7日分の食事を5日間で作ることができるようになります。その結果、週に2日間は調理師の方が必要なくなりますので、人件費を抑えることができます。
少ない初期費用でも彩りよい美味しい食事が提供できます
ケアフードサービスの強みは、大掛かりな設備がなくても「クックチル調理システム」を作り上げて、それを上手に利用できることです。
「クックチル」は、一般には大規模な設備があるセントラルキッチンを使って行われていますが、ケアフードサービスはお客様の施設にある厨房内の限られたスペースに最小限の設備を整えるだけで行っています。そのため、システム導入のための初期費用を抑えることができます。
ケアフードサービスは、「クックチル調理システム」をお客様の施設の厨房内で使用するため、
施設のニーズに合った、彩りがよくて美味しい食事を提供することができます。
なぜなら、大量生産でしか対応できないセントラルキッチンを使用するのとは違って、
揚げ物や生もの、緑の野菜などの「クックチル調理」に適さない食材は食事の直前に
別に調理することができるからです。
施設の厨房内に「クックチル」を導入するメリット
ケアフードサービスは、クックチル調理システムをお客様の施設の厨房内に導入することで、次のようなメリットをもたらしています。
導入前 | 導入後 | |
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料理の品質について | ||
安全性 | 低い | 高い |
提供温度 | 冷めやすい | 温かい状態 |
品質 | 不安定 | 安定 |
揚げ物 | 油っぽい | カリッとしてヘルシー(再加熱による) |
煮物 | 長時間煮込む必要あり 煮崩れやすい |
短時間で味が浸透する 煮崩れしない |
労働や人件費について | ||
時間 | 余裕がない | 十分な余裕ができる |
清掃 | 念入りな清掃をしにくい(時間に余裕がないため) | 念入りな清掃ができる |
環境 | 清掃不足で不快だった | 快適である |
疲労度 | 疲れる(作業にメリハリ無し) | 疲れにくい(作業にメリハリができる) |
安全性 | 危険度大 | 安全性大 |
休日 | 連休は難しい | 3連休もOK(リフレッシュできる) |
人件費 | コスト大 | 低コスト |
小人数制 | 不可能 | 十分可能 |
クックチルメニュー表
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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朝 | あんぱん 和風ごまサラダ フルーツ 牛乳 |
ご飯 野菜のスープ煮 フルーツ 牛乳 |
ロールパン クリーム煮 フルーツ 牛乳 |
ご飯 ごま和え フルーツ 牛乳 |
ミルクパン ほうれん草のソテー フルーツ 牛乳 |
ご飯 インゲンの炒め煮 フルーツ 牛乳 |
ジャムパン ドレッシング和え フルーツ 牛乳 |
昼 | ご飯 ミックスフライ 豆腐サラダ きんぴら すまし汁 |
ご飯 にら玉あんかけ チンジャオロウスウ 胡瓜とかにかまの酢の物 わかめスープ |
夏野菜カレー ハムサラダ ヨーグルト 福神漬 |
ご飯 カレイの煮付け たまご豆腐 長芋の甘煮 具だくさん味噌汁 |
ご飯 冷しゃぶ 南瓜の煮物 白菜のお浸し 味噌汁 |
ご飯 じゃがいも小判焼き ブロッコリーサラダ イタリアンスパゲッティー コンソメスープ |
しそちらし寿司 (麺は当日調理) ほうれん草ごま和え 炊き合わせ すまし汁 |
間 | シュークリーム | 蒸しケーキ | 鯛饅頭 | 野菜カステラ | ロールケーキ | ゼリー | 栗饅頭 |
夕 | ご飯 たらのムニエル ポークビーンズ 漬物 味噌汁 |
しゃけご飯 (ご飯は当日調理) 筑前煮 絹揚げ生姜醤油かけ とうろく豆 味噌汁 |
ご飯 たぬきそば玉子入り (麺は当日調理) ひじきの炒り煮 フルーツ寒天 漬物 |
ご飯 麻婆豆腐 バンサンスー 大学いも 中華スープ |
ご飯 和風ポトフ ぬた和え フルーツ 浅漬け |
ご飯 鶏肉の揚げ煮 大根の梅和え 漬物 味噌汁 |
ご飯 あじの南蛮漬け 春巻き おかか和え 味噌汁 |
朝 | 昼 | 間 | 夕 | |
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月 | あんぱん 和風ごまサラダ フルーツ 牛乳 |
ご飯 ミックスフライ 豆腐サラダ きんぴら すまし汁 |
シュークリーム | ご飯 たらのムニエル ポークビーンズ 漬物 味噌汁 |
火 | ご飯 野菜のスープ煮 フルーツ 牛乳 |
ご飯 にら玉あんかけ チンジャオロウスウ 胡瓜とかにかまの酢の物 わかめスープ |
蒸しケーキ | しゃけご飯 (ご飯は当日調理) 筑前煮 絹揚げ生姜醤油かけ とうろく豆 味噌汁 |
水 | ロールパン クリーム煮 フルーツ 牛乳 |
夏野菜カレー ハムサラダ ヨーグルト 福神漬 |
鯛饅頭 | ご飯 たぬきそば玉子入り (麺は当日調理) ひじきの炒り煮 フルーツ寒天 漬物 |
木 | ご飯 ごま和え フルーツ 牛乳 |
ご飯 カレイの煮付け たまご豆腐 長芋の甘煮 具だくさん味噌汁 |
野菜カステラ | ご飯 麻婆豆腐 バンサンスー 大学いも 中華スープ |
金 | ミルクパン ほうれん草のソテー フルーツ 牛乳 |
ご飯 冷しゃぶ 南瓜の煮物 白菜のお浸し 味噌汁 |
ロールケーキ | ご飯 和風ポトフ ぬた和え フルーツ 浅漬け |
土 | ご飯 インゲンの炒め煮 フルーツ 牛乳 |
ご飯 じゃがいも小判焼き ブロッコリーサラダ イタリアンスパゲッティー コンソメスープ |
ゼリー | ご飯 鶏肉の揚げ煮 大根の梅和え 漬物 味噌汁 |
日 | ジャムパン ドレッシング和え フルーツ 牛乳 |
しそちらし寿司 (麺は当日調理) ほうれん草ごま和え 炊き合わせ すまし汁 |
栗饅頭 | ご飯 あじの南蛮漬け 春巻き おかか和え 味噌汁 |
※黄色の部分の料理については、クックサーブ、当日調理で提供。
※なお、クックチル採用の調理場で働きたい方はこちらも参照してください。
https://job-medley.com/facility/492498/
クックチル週間調理スケジュール
日付 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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調理するメニュー | 火朝 | 水朝 | 木朝 | 金昼 | 土夕 | 月朝 | |
火昼 | 水昼 | 木昼 | 金夕 | 日朝 | 月昼 | ||
火夕 | 水夕 | 木夕 | 土朝 | 日昼 | 月夕 | ||
金朝 | 土昼 | 日夕 |
子どもたちの成長に適した給食を提供します
ケアフードサービスは、保育園や幼稚園の子どもたちのために栄養バランスのとれた、美味しい給食を提供します。
保育園や幼稚園に通う子どもたちは0歳から2歳くらいの乳児期、あるいは2歳から6歳くらいの幼児期にあります。乳児期は人の一生のうちで身体が最も発育する大事な段階で、幼児期は乳児期に次いで身体が発育する大切な段階です。
幼児は、よい食事を取ることで、2歳から5歳までの3年間に身長が約1.5倍に伸び、体重は約2倍に増えるといわれています。ケアフードサービスは、成長著しい大切な子どもたちに、いかに安全に、美味しく、そして楽しく、食べてもらえるかを考えて工夫をしています。
子どもたちがよい食習慣を身に付けるのをサポートします
ケアフードサービスはまた、「食育」を重んじ、子どもたちによい食習慣を身につけていただくサポートをしています。幼児期の子どもたちは、好き嫌いが多いことも珍しくありませんが、この時期に、何を、どのように食べていただくのかによって、その後の食習慣が決定づけられるからです。
子どもたちが栄養のあるさまざまなものを食べることで「食の経験」を豊かにすることができるならば、味覚の幅が広がり、食べられるものも自然と増えていきます。正しい食生活を送ることは、健康でよい人生を送るうえでとても大事なことです。
美味しい料理と楽しい献立をつくります
「食の経験」を豊かにすることは大切ですが、ケアフードサービスが子どもたちに食べられないものを無理強いすることはもちろんありません。保育園や幼稚園に入園した子どもたちは、春から夏にかけてはまだ歯が生えそろっていない子や、食べ物をしっかりと噛む力が備わっていない子が少なくありません。そのことを十分に理解して、栄養バランスを考慮しながら、子どもたちの成長に合わせて調理にさまざまな工夫をこらしています。
そして、子どもたちに噛む力がついてくると、無理のない範囲で少しずつ「食の経験」を広げていくのです。その結果、子どもたちはだんだんと、バラエティに富んだ献立(メニューアイテム)を楽しむことができるようになっていきます。献立は、年齢に応じても変わっていきます。
成長のそれぞれの段階に適した健康的で美味しい食事を楽しく食べることが、子どもたちの「食育」にとって何よりも大切なことです。ケアフードサービスは、季節ごとに旬の食材を使い、子どもの日や七夕、クリスマスなど、各行事にちなんだ情緒豊かな、そして楽しい献立をご用意して、栄養バランスのとれた美味しい食事を提供しています。よい給食を通じて、子どもたちが保育園や幼稚園で楽しく学び、友達同士で元気に遊びまわる。その姿を見るのが、ケアフードサービスの喜びです。
食物アレルギーのある子どもにも栄養バランスのよい食事を安心して食べてもらう
子どもたちに、栄養バランスのとれた食事を安全に、美味しく、楽しく、食べてもらいたいというケアフードサービスの願いは、近年増えつつある食物アレルギーのある子どもたちに対しても同じです。そうした子どもたちに安心して食べていただけるように、ケアフードサービスはアレルギー対応食をおつくりしています。
食物アレルギーの原因となる食物は子どもたちによっていろいろありますが、ケアフードサービスはアレルギーに対して2つの方法で対応しています。ひとつは、アレルギーの原因となる食材を料理から除去する「除去食」をつくる。もうひとつは、その食材を最初から使わずに別の食材で代替する「代替食」です。
また、アレルギーのある子が、「友だちと同じものが食べたい」といった場合、その願いにも応えることができるように、「アレルゲン除去食品」などを使って食事をつくることもあります。「除去食」「代替食」「アレルゲン除去食品」のいずれの場合も、栄養バランスが偏らないように工夫をしています。